034032 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

がちゃ☆がちゃ

頑張る父 2005.6.26

今日も無事に朝を迎えることができた。
私は、いのぴーが来ていたので昨日の夜は実家に帰ってきた。
私の代わりに下の弟が母と一緒に病院に泊まってくれた。

弟たちも母をひとりにするのは心配らしい。

朝起きると、上の弟がいない。
体調が悪くなって、病院にいったらしい。
また?と思ったが、長男ということでしっかりしなければいけないと
思えば思うほど、自分を追い込んでいたのかもしれない。

帰ってきた弟はひどく弱っていた。
お嫁さんに話を聞くと、「胃潰瘍らしい」とのこと。

昨日も病院に行って、受診していたらしい。
知らなかった。

ここのところ、眠れないのに加えて食べられない日が続いていた。
仕事は遅れてくるし、父のことは気になる。

そうとう悩んでいたようだった。
私たちにはそんなそぶりも見せなかったが、参っていたんだなぁ・・・
とりあえず、何も考えず眠るように言うが眠れないだろう。

体調が悪いのは大人ばかりではなかった。
姪っ子や、甥っ子も熱を出して昨日から寝込んでいた。
父のことがあってから、実家はすべてにおいてリズムが崩れてしまったようだ。

私は父の寝巻きを洗濯し、いのぴーと姪っ子の一人(元気な子)をつれて病院へ行く。
コンビに弁当ばかり食べている母に、お弁当の差し入れを持っていく。
母は、食欲がないといって買ったコンビニのおにぎりを食べられずにいた。
持って行ったお弁当はそうめん。

真夏の天気で食欲もなかった母だったが、そうめんは一気に食べることができた。
こんなとき、やはり食事はきちんとするべきだと思った。
15:00がきて面会時間になる。
父の知り合いが、うわさを聞きつけてお見舞いにやってきた。
本来ならば、家族しか会えないところだが、長年一緒に仕事をしてきた人・・・
ということもあり、母が父のところへ案内する。

しばらくして出てきた見舞い客は、泣いていた。
たいてい、父に会いに来た人は泣いて帰る。
倒れる前日まで元気に仕事に行っていた父が、病室でいろんなチューブをつけられて
動かないのだから・・・

私は子どもたちとおやつを食べたり、塗り絵をして母の帰りを待った。
ところが、今日は日曜日という事もあってか、次々と見舞い客がやってくる。
私はなかなか父に会えずにいた。

やっとのことで病室の前に行くと、救急車で運ばれた人や、面会の人であふれていた。
面会するまでに、約20分待たなくてはいけなかった。
この日は子どもたちが一緒だったので、10分会ってからすぐに実家に帰ることにした。

看護師さんと相談した母が、「いますぐどうこうなる様な状態ではないので、今日は
一旦自宅に帰る」と言う。
3日ぶりに家に帰って眠ることになった。
明日は朝、どうしてもしておきたい用事があるのでどちらにしても家には帰らなければ
いけなかったらしく、少しでも時間短縮できる方法を考えてのことだった。
この日は、久しぶりに母と兄弟で食事をとった。

母は、もしものことを考えて、電話の近くで眠っていた。
明日も父に会えることを祈りつつ・・・


© Rakuten Group, Inc.
X